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ae86yarou

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変なバイク作ったり改造したりしてます。

Zeeltronic取り付け、セットアップ等もやってます。

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荷重コントロールと姿勢

2020/01/13 18:01:00 | 製作日記的な何か | コメント:3件

昨日に続き荷重の話。
今回は旋回について。

先日の話で大まかな荷重のかけ方はわかったと思いますが、あれだけではなぜ荷重によってグリップが増すか?と言うことしかわかりませんね?

で、今回はその荷重をコントロールすることによって、車両の能力を引き出す方法というか、考え方を。
その中で「旋回」について。

荷重説明1
先日の話で、旋回初期の荷重の掛かり方はわかったと思います。
で、これでは旋回中の荷重の掛かり方が説明できませんよね?

初期旋回は慣性力ですが、旋回中は慣性力+遠心力が働きます。

そしてこの合成力がサスと支えあうことによりグリップが増します。

外側のグリップが増すことにより、遠心力に対抗し、車両は無荷重時よりも安定して旋回できるようになります。

そしてさらに加速、減速でも荷重がコントロールできるのも先日述べたとおり。

減速してフロント側に荷重を乗せ、ハンドルの反応を上げ、車体のベクトルを変えることにより慣性力が遠心力に変わり、それを支えることにより外側のタイヤのグリップを上げ、加速に移ることによりリアタイヤに荷重をかけ、加速力を助け、なおかつ車両を安定させる、と言うことが可能になるわけですね。

コレがコーナリングの一連の動作であり「荷重をコントロールする」と言うことの意味です。

つまり、荷重を回すんです。
この荷重移動をスムーズに行うことにより、タイヤのグリップを目的の箇所へ配分し、車体制御を有利にすることが出来ます。

タイヤのグリップだけでもこのくらいの恩恵がありますが、2輪においては4輪よりももっと多くの恩恵を受けるところがあります。

それは姿勢変化ですね。

4輪もこの影響はありますが、基本的に2輪のようなダイナミックは変化はありません。
その分グリップ能力に秀でてますから、グリップ能力のみでも相当な能力上昇となりますね。

しかし2輪はバランスの乗り物であり、姿勢変化による荷重コントロールでダイレクトな操縦性能の変化が起こせます。

一番の変化はキャスタの変化でしょう。
1度変われば確実に体感で違いがわかるはず。
フォークの突き出し量を5mm程度変更した位でも確実に体感で変わります。

そして、フォークのストロークは13~15mmは確実に動きますよね?

コレを荷重でコントロールできるんですよ。

コーナー進入時にブレーキをかけますよね?
ここで慣性力が荷重に変化し、フロントタイヤのグリップと反応を上げ、さらにキャスタを大幅に立てることにより、車体の初期旋回能力を上げることが出来ます。
さらに荷重がフロント側に移る=リアの荷重は減るのでリアタイヤのグリップは減りますよね?
で、前後差が大きくなると、車両は不安定となり、スピンモードへ移行していきます。
まあ普通の車両であれば、設計段階でスピンするようには作られてないので、実際にはスピンはしませんが。。。その前に転びますしw

まあスピンしようとする=車体の向きが変わろうとしてくれる、つまり自分から曲がろうとしてくれるわけです。

これをうまく使って、ブレーキの強さやライディングポジションによって前後荷重配分を意図的にコントロールすることで車体の旋回力をコントロールするんです。

さらに、この旋回中の姿勢も前後のサスの踏ん張り強さ、つまりバネレートにより変更が可能です。
同じ重量、旋回速度なら、同じ遠心力が掛かるわけで、その支える力が変われば姿勢も変わってくるのは理解できますよね?

フロントが下がらなければキャスタは寝る方向=安定方向、旋回力小。
フロントが下がればキャスタは立つ=不安定方向、旋回力大。

これにリアサスの動きも加わってきますから、前後バランスの重要性がよくわかってくると思います。

通常走行時の前後姿勢、加速時の姿勢、減速から旋回の姿勢、この3つの姿勢を決めるのがサスセットであり、車体造りです。
そしてこれだけでは補えない部分を補うのが人間の乗車位置からくる重心変化であり、それを理解して意図的に制御するのがライディングです。

闇雲に高性能といわれるパーツを組んだだけでは性能が発揮できず、乗りにくく感じるのはこれがなっていないから。

他人のセッティングを真似てもそもそも走る速度域が違っていればまったく参考にもならないし、乗り方が違うとこれもまた参考になりません。

なので自分が乗りやすいと感じる車両は自分で作るしかないんですね。

そうでなければ大体の感覚と、どういった状況でどう感じたかを正確に把握し、それをしっかり理解して調整してくれるお店等に頼んで逐一調整し、自分で整理し、コレだ!というセットを探すほかに手はないですね。

そして曲がりやすい車体=速い車両というのも間違っています。

曲がりやすいと感じても、実際はそれほど曲がらない車両が多いです。
本当に曲がる車両というのは浅いバンクでもきちんと旋回するんです。
曲がりにくい車両ほどバンクが深かったりします。

倒しこみが軽いといって深くバンクする車両はほとんどの場合曲がりません(笑)
本当に曲がる車両は初期からある程度グリップ感があり、程度に重量を感じ、深くバンクしなくても思った以上に向きが変わります。

逆に重くてなかなか寝ない車両は安定している代わりになかなか曲がろうとしてくれません。

この姿勢変化の矛盾を如何に自分好みに調整するか、これがサスセットの基本的考え方ですね。

4輪は内側のタイヤのグリップも有効に使えるかどうかでドライバーの旋回能力に差がつきますが、2輪は如何に前後バランスをコントロールしてグリップを引き出せるかによって差が出てきますね。

乗りやすい車体というのは自分の感覚にしっかりと追従してくれて、なおかつ実際に向きが変わり、安定して加速減速ができる車両です。

そして車両だけにとどまらず、しっかりと走りを理解して乗ることにより、車両以上の能力を引き出せるようになります。

車両に対する理解を深めるということはこういうことを考えながら乗れるようになるということですね。

「できるかできないか」ではなく、やるんですよ。

やろうとしなければできません。
意識しなければできることもできません。

だれだって最初からできるわけもなく。

練習して悩んで考えたから出来るようになっただけ。

出来ないからといって何もしなければいつまでたっても出来ません。

逆に出来るようになれば今まで気がつかなかった制御する楽しさというものが理解できるようになり、また新しい楽しみ方が出来るようになると思います。

まあさわり程度ですがこんな感じですかね。
ほかにもまだまだありますが、専門的になりすぎますからこの辺でw


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コメント

教えて下さい

2020/01/14(火) 15:46:08 | URL | #-
荷重コントロールと姿勢を覚えるに良い練習方法が有れば教えて下さい

2020/01/14(火) 21:01:11 | URL | ae86yarou #0nEz7K0w
荷重を感じながら「今はどうなってどう動いているか」を考えながら「普通に」乗ることが大事ですね。
特に何か特別なことは必要ないです。
感じたことに対し、考えたことと動きが一致してくれば理解できてきた証拠といえるでしょう。

またまたあざっす!

2020/01/14(火) 23:35:16 | URL | たかす #SFo5/nok
今回、一度に色々やってかなり変わりました。
ではどう変わったか説明しろ。
と言われると・・・。

暫く乗ってみて、乗り方を考えてみて。
それから今後の方向性を探ってみます。

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